ED障害・勃起不全
■ED障害とは?
日本性機能学会の定義によると、性欲、勃起、性交、射精、オーガズムのいずれかひとつでも欠けるか不十分なものを性機能障害といいます。
このうち勃起が不十分または不可能なものを勃起障害または勃起不全といい、英語で(erectile dysfunction)略してED障害と呼ばれます。
専門的には「性交時に十分な勃起が得られないため、あるいは十分な勃起が維持できないため、満足な性交が行えない状態」と定義されています。
ストレスなどの心因性によるED障害や、事故によるけがや手術の後遺症としてED障害になる場合、生活習慣病によって起こるEDなど様々な原因があります。
■ED障害の日本の現状
高血圧や糖尿病、前立腺疾患、肝機能障害などの成人病や生活習慣病にかかっている人の約80%がED障害であるとされ、それにストレスなどによる心因性のED障害を含めると1100万人を超えるとも言われています。
年齢別にみると、40歳代で20%、50歳代で40%、60歳代で60%の人がEDというデータもあるようです。
■ED障害の分類と原因
ED(勃起障害)の原因は主に心因性のものと器質性のものに分けられます。
□心因性のED障害
日常の強いストレスによるものや、過去の性交渉における失敗の記憶、あるいは新婚の男性が性交渉に不慣れであったり、極度の緊張でEDになるケースもあります。
うつ病などの精神疾患によるEDもあります。
□器質性のED障害
①交通事故などにより脊髄を損傷し、神経の傷害によって起こるもの
②「膀胱がん」「直腸がん」などの骨盤内手術による神経の障害によるもの
③生活習慣病(糖尿病、高血圧、腎機能障害など)によるもの
■ED障害の診察の流れ
① 問診
「国際勃起機能スコア:IIEF5 日本語版」を使用し、問診を行います。
また、問診ではこのほか、現在治療中の病気や服用している薬などをお聞きいたします。
「国際勃起機能スコア」はこちらからどうぞ!!(PDFファイル)
② 検査
必要に応じて、血圧、脈拍、血液検査、尿検査、心電図測定などを行います。 当クリニックでは、 心臓の病気などによりED治療薬を服用できない場合もあるため、心電図測定を必須検査項目とさせていただいております。
③ 診断
問診と検査の結果から、ED治療薬を服用できるかどうかを判断します。ED障害が診断され服用に問題がないと判断されると、ED治療薬が処方致します。その場合、薬の服用方法や注意点などの説明を致します。処方は、院内処方となります。
④ 会計
ED治療には健康保険が適用されませんので、すべて自費診療となります。そのため、診察費・検査費・薬剤費などすべて自己負担となります。
患者様の症状や健康状態によって行う検査が異なるため、治療費は個人で異なります。
最低限の診療金額は、下記に記載してあります。参考にしてください。
■ED障害診察料
□初診料 ・・・・・・・ 3,300円(税込)※初回診療のみ、以降再診となります
(金曜日9時~18時は女医の場合がありますので電話でご確認ください。)
□再診料 ・・・・・・・ 1,100円(税込)
□心電図測定検査 ・・・ 1,430円(税込)※必須検査項目となります
□薬剤料 ・・・・・・・ 患者様の症状や健康状態によって使用される薬剤は変ります。
□薬剤一覧
商品名
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数量
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金額
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メーカー
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レビトラ 10mg |
1錠
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1,200円 税込
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バイエル薬品工業株式会社 |
レビトラ 20mg |
1錠
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1,500円 税込
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シアリス 10mg |
1錠
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1,650円 税込
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日本イーライリリー株式会社 |
シアリス 20mg |
1錠
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2,200円 税込
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シルデナフィル | 1錠 | 950円 税込 | バイアグラのジェネリック薬品 |